介護職は求人が多く、未経験者の受け入れ体制が整っている施設も多いため、挑戦しやすい職種です。未経験者の場合、事前に資格を取得しておく人もいますが、無資格であっても採用される可能性があるため、まずは挑戦してみるというのも1つの手でしょう。無資格で挑戦しようと思っているなら、「無資格からでも始められる介護職」に参考になりそうな情報が書かれているので読んでみてください。

このように未経験・無資格であっても挑戦しやすい介護職ですが、その現場で問題になりやすいのが人間関係です。これが離職率の高さの大きな原因になっています。特に多忙な職場はスタッフの精神的な余裕を奪ってしまい、ギスギスした雰囲気を作りやすいです。

人間関係の悩みに関しては、自分で努力して改善させることは難しいでしょう。自分のコミュニケーションスキルが低いから人間関係がうまくいかないと考える人は多いですが、そもそも人間関係とは相手がいて初めて存在するものです。自分の努力だけで対処できる問題ではありません。そのため働きやすい職場を見極めて転職する必要があるでしょう。

スタッフの雰囲気がアットホームで働きやすい職場は、介護職員の人数に余裕があることが多いです。入居者3人につき1人は介護職員が必要になってきますが、これはあくまで最低基準となります。これよりも多くの人員を配置している状態が好ましく、入居者に対する介護職員の割合が多いほど、働きやすい職場だと考えてください。

また給与が低く設定された職場に関しても、職員の不満が爆発しやすいです。頻繁に職員が出入りしている施設は、何らかの理由があると考えてください。転職するときは介護職の求人サイトを活用し、転職エージェントに職場ごとの雰囲気や離職率などを聞いてみるのがよいでしょう。非公開求人に掲載されている案件は、一般的に公開求人より高待遇の内容が多くなっています。